公羊(くよう)学

 
…「『春秋公羊伝』の考え方を重視した経学」。

  cf. 公羊とは、春秋時代末期の儒者公羊 高のこと。彼が著した『春秋公羊学』は、孔

  子が編集したとされる魯国の歴史書『春秋』の解釈書であり、その考え方は、孔子を

  「理想を世の中に実現しようとする改革者・革命家」として理解するもの。

   B.C.2世紀に武帝(前漢全盛期の皇帝)のブレーンとして活躍した、儒者の董仲舒

  が重視した。

   また20世紀初めの清の末期に活躍した、康 有為などの変法派(戊戌の変法の中心

  人物達)の思想的な柱になっている。